名古屋大学大学院 航空宇宙工学専攻に入って

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僕は外部受験をし、名古屋大学大学院 航空宇宙工学専攻に入学しました。入学から1年たった今,自分自身の振り返りも兼ねて,これまでの大学院生活を振り返ってみたいと思います。

これから大学院入試を控えた方々の参考になれば幸いです。

 

学部と専攻が変わっても大丈夫?

僕は学部では機械系の学科に所属しており,航空工学・宇宙工学にふれる機会はほとんどありませんでした。そんな人がいきなり航空宇宙工学専攻に行ってついていけるの?という疑問は当然出てくるのですが,結論を言うと yes です。

航空宇宙といっても基本は機械工学で習ういわゆる四力であり,また研究などで扱う詳しい内容についてはどのみち勉強が必要であるため,特に困ったと感じることはありませんでした。ただし研究室が変わるため,学部で行った研究の知識があまり生かされないという点は,少々苦労する要素かもしれません。

 

大学,研究室の印象は?

大学の雰囲気ってそれぞれあると思うのですが,多くの人はひとつの大学しか行かないのでその相対的な評価って難しいんじゃないかと思います。学部と修士とで別の大学に行った僕としては,名古屋大学に以下のような印象を持ちました。

  

・先生と学生の距離が近い

まず驚いたのがこれです。研究室によって違いはあると思うのですが,先生と学生との距離が近く,学生も一人のプレイヤーとして認められている/役割を求められているような気がしました。

 

・意識が高い学生もいる

やはり名の知れた大学には意識の高い学生がいます。勉強ができるのはもちろんのこと,将来を考えていろいろな取り組みをしている人もいて非常に刺激になります。ただしみんながみんなそうであるとは限らず,なんとなくやってきたという人も少なからずいます。

 

・産業界との関わりが強い

愛知県では製造業が盛んです。特に自動車産業と航空機産業が強く,大学との連携も強いように感じました。企業の方が行う授業も数多く存在し,実務に関わる方の貴重なお話を聞くことができます。

 

 

名古屋大学にして良かったことは?

・産業界を強く意識できる

”産業界との関わりが強い”ということで,いま行っている勉強や研究がどのように産業界に影響を与えられるのか,といったことが自然に意識できるようになります。また,企業の人のお話を聞くことで,勉強や研究のモチベーションにもつながると思います。

 

・就職がいい(多分)

製造業の会社に就職したいなら,名古屋大学はいいと思います。特に機械航空系は推薦を出してくれる大手企業が多く,枠も多いです。そもそも工学系はあまり就職に困るイメージはないですが,大手企業はやはり人気があるため推薦枠は頼りになると思います。就職に関しては後日別記事を作るかもしれません。

 

 

ということで,今回は1年間の大学院生活を振り返ってみました。こうしてみると,当初思っていたような大学院生活が送れているような気がします。

いまは世の中的に大変な時期ですが,あと一年も悔いのないように過ごしていきたいと思います。

それではまた。